デブサミ2008 myベストスピーカーはid:Yoshioriさん

今日、デブサミ2008に参加してきました。
毎年興味深いセッションが多く、例年参加な感じなのですが。

んで、デブサミは明日(2/14)まで続いた後に、毎年「ベストスピーカー」を発表するのですが、私の思う今年のベストスピーカーはid:Yoshioriさんに決まりです。

ちなみに、昨年のデブサミ2007ベストスピーカーはid:amachangでした。
デブサミ2007資料「JavaScriptの現在と未来」 - IT戦記


去年、Yoshioriさんがモデレーターをつとめたパネルディスカッションを見させていただいたのが始めてYoshioriさんを見たキッカケなのですが、はじめは「なんだろ、このあんちゃんは」と思いました。(ごめんなさい!)

でも、話し口は独特で、いわゆるお偉いさん達には好かれないタイプだとは思うのですが、話していることは非常に興味深いし、高い技術をもっていらっしゃるのもわかるし、個性的な人だなーと思っていました。

今日のYoshioriさんのセッションは、こんな感じです。そのうち資料も公開されるんじゃないかな。
次世代ウェブフレームワークの幕開け〜ステートフルはじめました/君が僕を望むなら僕は君を忘れない〜

JBossSeamはさすがに知っていたけど、Wicketは恥ずかしながら知りませんでした。すげー興味深いフレームワークだと思います。
過去にSwingをつかったC/Sシステムをガリガリ作ったことがあり、Swingには多少なじみがあるため、YoshioriさんがいっていたWicketでのコーディングの楽しさは多分理解できると思う。
ステートフルの良さも、非常に良くわかるし、H/Wコストを無視できる効果が生めるというYoshioriさんの主張にも同意できる。


でも、結局一番心に残ったのは、セッションの最後の最後に熱っぽく語ってくれた「みんなもスピーカーになろうぜ!」のくだり。

熱い。熱いよ。聞いてて気持ちよかったよ。


エンジニアってさ、結局、気持ちで動く部分って大きくない?
そのプロジェクトが楽しいからとかさ、チーム間のコミュニケーションが良いからとかさ、楽しくコーディングできる環境が整ってるとかさ。
だからデスマーチでは、精神的にマイってしまう人が出たりしやすいんじゃないかな、気持ちの部分が大きいから。

少なくとも私は、設計が楽しい、コーディングが楽しいと思えるときの結果は、良い結果につながることが多いです。


何が言いたいかというと、デブサミという「こてこての開発者」が集まる場で、そういうことを声高に叫ぶのって、自身の経験と重ねながらそれを伝えるのって、かっこいいなと。心が動くなと。

そんなあなたが、今年の、myベストスピーカー。