Google Chromeと浦島太郎

本日から一週間、海外に行ってきます。完全なバカンスなので、仕事のことは一切忘れる予定。当然ネットを見ることもないでしょう。

こんなときに、ネットのうねりを予感させるような動きが・・・

Google Choromeですか・・・。しかし、TechCrunchはあいかわらず情報が早いな。
Google Chromeの使用感は最速、最高

帰ってくる頃には、もう情報も一巡してるんだろうなぁ、浦島太郎になることウケアイ。まぁいっか、帰ってからゆっくり調べれば。

ぐっばい!じゃぽーん!

JR東日本 えきねっと がビックリするほど使いにくい件

使っていて、あまりにもイライラしちゃったので。

これ、使ったことありますか?えきねっと。あまりの使いにくさに、衝撃を受けました。
私は、成田エキスプレスの予約を取りたかったのですが・・・

  • ID登録が無駄に複雑。My-JR EAST用のIDとえきねっと用のIDとがあって、説明とかもわかりにくく、直感的なUIでは全くない。
  • 登録するパスワードに対する制限が中途半端。(6文字以上12文字まで、英数字混在・・・たしか。最大12文字までって何だ?記号は通して欲しいなぁ)
  1. My-JR EAST IDを取っただけではえきねっとは使えず、なんか「ID連携」とか言う設定を自分でやる必要アリ。(登録の際に一緒に設定可能なようにして欲しいな・・・)
  • トップ画面にログインに関する情報(ログインフォームへのリンクも含め)が全くない。
  • トップページからリンクされている切符予約ページからでは、新幹線と在来線に関してしかリンクがない。
  • サイト検索ができないので、どこから成田エキスプレスの予約が出来るのかわからない。
  • 予約フォームで、列車の号数まで記入させられるのだが、時刻表検索へのリンクがないので別途調べる必要がある。
  • 成田エクスプレスの時刻表を探し出すのに、苦労した。(サイト検索がないので)
  • 予約をとっても、予約番号とかのメール送信とかが無く、予約番号をメモし忘れるとかなりあせる。(ブラウザの履歴をたぐってしまった。どうやら予約状況照会があるみたい)
  • 乗車人数の変更が出来ない。一度予約を全て取り消して、新規で取り直す必要がある。よって、取り消し手数料発生。
  • 取り消し手数料が結構高い。

う〜ん、結構あるな。そうそう、あと、これにもウンザリしまくった。

  • ブラウザはIE6以上限定。
  • 途中まではFireFoxでも使えていたのに、購入直前のプロセスで突然「使えません」的なメッセージにより、それまでのプロセスがパァ。(当然ブラウザなりレンダリングエンジンを変えて入力しなおし)

あ〜、きっと、しっかり思い出せばもっと一杯あったんだろうな。

当初、大人二人と子供一人で予約を取ったのだが、よくよく考えると子供は6歳未満なので座席さえ使わなければタダだなということに気づき、人数変更をしようとした。

が、人数変更はできず、一度全ての予約を取り消すことに。空席があるかどうかわからなかったので、とりあえず大人二人で確保。(この時点で同じ列車に2つの予約を取ってしまっている)
で、最初に取った予約を取り消そうと思ったら、取り消し手数料が思いのほか高く、こんなに払うのだったら子供料金を払ってしまっても大して変わらないことに気がつくが、後の祭り。どうやっても片方の予約は取り消す必要があり、なくなく最初の予約を取り消すことに。なんで一枚ずつ予約取り消し(=人数変更)できないのよ。頭にきちゃって。(←いまここ)


・・・まぁ、中の人からすれば、あたりまえの事なのでしょうけどね。「ちゃんと注意書き読めよ」「書いてあるじゃん」とかね。

つってもさ、まず一般人だったら読まないよ、細かい注意書きなんて。

まぁ、予約取り消しの件に関しては、完全に私のミスではありますが、もっと利用者の立場でのサイトデザインってあるのではないかなと。時刻表との連携の悪さなんて、もう絶望的。


使っていて、ここまでイラついてしまったサイトは久しぶり。ほんっと、いい反面教師になりました。自分が関わる仕事では、こうならないように気をつけねば・・・

その後イライラしながらもサイトをぐりぐりたぐっていって、やっと「中の人が考える、このサイトの使い方」が見えてきたのでメモしておこう。今後使う時にまた迷うのは不愉快だし、この使いにくいオペレーションを覚えておくなんて、脳の記憶領域の無駄遣いすぎるし。

  1. えきねっとトップページへ。【重要:IEでアクセスすること】
  2. ヘッダのナビゲーションバーの「きっぷ・旅行予約」へ。
  3. 「新幹線・特急列車の申込 予約の照会・変更・払戻」をクリック。(JavaScriptなのでリンク不可・・・)
  4. (ログイン前であれば)ログインフォームが現れるので、ログイン。私はMy JR-EAST IDを使ってログイン。
  5. 列車の号数がわかっていれば「列車名指定申込(クイック)」を、そうでなければ「空席照会申込」を。(私の場合は散々「成田エキスプレスの申込はどこ?」と探し回っていたので、ここで初めてまともに「成田エキスプレス」の表記があった「列車名指定申込」に食いついてしまったので、号数を入力させられるはめになり、時刻表を探すのにさらに苦労したというオチですな。)
  6. あとは、お好みで。【要注意事項!】入力内容はよ〜く確認しましょう。ものによっては入力間違いを訂正できず、予約申込を一からやり直しさせられたりするので!


まぁしかし、我ながらおばかなサイトに惑わされて、無駄な時間を使ったもんです。JR東日本が嫌いになりました。情シス子会社に友人がいるので、今度文句言ったろ。完全な逆恨みですが。

ちゃんちゃん。

生きる事を真剣に悩むあなたを誇りに思う

ブログにはてなスターを頂いたid:Ryu-Higaさんのブログより、とても素敵な言葉を見つけたので抜粋。

自分は本気じゃなかったんだという悔しさとお袋が「生きる事を真剣に悩むあなたを誇りに思う」という優しさで涙が止まらなかった。シリコンバレーに赴くだけで、物事が好転するわけではない。けれど、実際にシリコンバレーは存在するってことを誰かの情報ではなく、僕自身で確認したかった。

私も、ちびすけが大きくなって人生に悩んでいる時に、こんな言葉をかけてあげられるようになりたいものです。

そして、見晴らしのいい場所へ


やっと結論・結果が出せた。見晴らしのいい場所へ行こうと思う、井戸を出て。

どんな波間が待っているやら、はたまた呑み込まれんばかりの大蛇がいるやらわからないけど、挑戦してみよう。

溺れたらどうするかは、その時考えよう、冷静に。

人間、冷静に対処するば、大抵のことはなんとかなるもんだ。死にやしないし。タフさを発揮するチャンスだと思えれば、なおよし。

まー、なんとかなるでしょ。一生懸命やってれば。



数年後、自分でブログを読み返したとき、初心を思い出せるよう書き留めておく。

甘えずに必死にやれば、きっといける。

ピカソの「盲人の食事」

先日、新聞の日比野克彦氏のコラムで見かけた絵画、ピカソの「盲人の食事」。見ての通りの青の時代の作品ですな。

http://hikosaka.blog.so-net.ne.jp/_images/blog/_11f/hikosaka/E38392E3829AE382ABE382BDE99D92E381AEE69982E4BBA33-5bef1.jpg

なかなかシビレる絵ですな。日比野氏の解説もまた、絵のイメージを膨らませてくれる内容でとてもよかったのですが、ネットに文章が落ちてませんでした。(掲載されたその新聞も手元になく・・・)

美の巨人たちとかでやってくれないかなぁ。

サイトを見ると、DVDの販売もしているようだけど、フェルメールの「真珠の耳飾の少女」のDVDが無いなぁ。はじめてこの番組でこの絵を見た(なんと!2002年か!古!)ときの感動をもう一度味わいたい。あの時もシビレたなぁ。

http://upload.wikimedia.org/wikipedia/commons/thumb/6/66/Johannes_Vermeer_%281632-1675%29_-_The_Girl_With_The_Pearl_Earring_%281665%29.jpg/419px-Johannes_Vermeer_%281632-1675%29_-_The_Girl_With_The_Pearl_Earring_%281665%29.jpg

Tour de Force に行ってきた

先日、目黒雅叙園で行われたSalesforceのイベント「Tour de Force」に行ってきた。
目的は、Force.comの詳細を知ることと、マークベニオフのカリスマ性を見てみること。

会場に行き、一番最初に驚いたのが、その盛況さ。
300名はゆうに入ろうかという基調講演の会場は、開始15分前に着いたにもかかわらずほぼ満席。最後列の空いている席を見つけて、かろうじて座る。

席に座ろうとしたとき、隣の方にちとぶつかる。ごめんなさい。
と、そのとき、何の気なしに隣の方の参加証に目が。「木村裕之」。しかも名刺ではなく、紙に名前だけが印刷されたもの。
むむ?どこかで見たことのある名前。横顔をチラ見。
むむ?どこかで見たことのあるお顔・・・ひょっとして。

なんとなく、ケータイでググってみる。Salesforce&木村裕之


おぉ、なんと来月からSalesforce日本法人の副社長になられるお方ではありませんか。こんな席に座ってて良いのですか?スタッフの方は気づいているのでしょうか?さっき宇多社長が横をすり抜けて行ったばかりですが。


そんなどきどき感を脇に、マークベニオフの基調講演がはじまりまして。
http://journal.mycom.co.jp/articles/2008/07/04/salesforce/

内容は、良くも悪くもこれまでのお話の繰り返し。SaaSって楽ちんだゼ?インフラいらないし。みんなも使ってるゼ?郵政とかみずほとか。PaaSってすごくネ?自分のアプリがSaaSで提供できちゃうんだし。

印象的だったのはPaaSへのコミットメントの強さかな。「今後10年はPaaS!」みたいなこと言ってたけど、10年ってのはさすがに言いすぎではないでしょうか?
しかし、プレゼンの上手さにはびっくりした。やっぱりベンチャーFounder/CEOの方ってのは、こういう表現力ってすごいよね。


基調講演が終わり、お昼でも食べに行こうかなぁと思っていたら、スタッフの方に案内されてとある会場へ。なんとそこではお弁当を配っていた。サンドイッチとフルーツ入りの。
さらにその会場では、21型ディスプレイとMacが置いてあって、どうぞVisualForceをお使いくださいと。サポートスタッフが使い方を教えますよと。あらら贅沢。Devゾーンとか言ってたかな。
他にもその会場では協賛している(?)企業がそれぞれのSalesforceを使ったサービスを出展。お、Afrousmash matrixも出てる。あとで話を聞きに行こう。

ささっと昼食を頂き、VisualForceを触りに。サポートの方に聞きながら、色々と触ってみよう・・・と思っていたのだが、VisualForceの使い方と言うより、その概念的なお話を色々と話し込んでしまった。VisualForceがJSFで実装されていると言う話しを聞けたのはちょっと収穫。
しかし、Macは使い慣れていない人にはほんとに扱いにくい。


午後のセッションは、VisualForceについて。
Devゾーンで聞いた話をさらに詳しく具体的に聞けて、VisualForceについての理解が深まった。事前に聞いておいてよかったな。
VisualForce(というか、Apexかな)はよく出来ているなと思う。最初に発表された時は「え?なぜに今さら4GL?」とかって思っていたけど、「生成できるオブジェクト数の制限」とか「SOQLの結果セットの制限」とか、プラットフォームとしての提供をする上でのいくつかの制限事項を実現するためには、こういう方法が現実的だったんだろなと納得。
というか、Force.com上でそういう制限が入っていると言うことを初めてDevゾーンにてサポートの方から聞けた。これは重要なことだし、大きな収穫。


セッションが終わり、会場を出るとまたもやスタッフの方が案内している。懇親会会場へどうぞとな。
会場に入ってビックリ、立食形式のパーティー会場になっていて、パスタやら寿司やらサンドイッチやら。あらら、ビールまであるよ。まだ4時前ですけど。


またもサポートの方をつかまえて、根掘り葉掘り。VisualForceつかってclassのとかstyleとかって使えるんですかね?JavaScriptのライブラリとかも使えるんですかね、prototypeとかDojoとか。あと、ブラウザのメモリリークに困ってませんか?ApexからJSONとかって返せるんですか?などなど。
サポートの方には「その辺はあまり詳しくない」とばっさり。「あちらのmash matrixなんかではバリバリやっているので、詳しいと思いますよ」と。


そんなわけで、mash matrixのブースへ。Afrousについての話を色々と聞く。クライアントサイドでここまでできるって、すごすぎるな。

話をしてくれた方にどうも見覚えが。この日は見覚えのある方が(スタッフに)多くて、おそらく去年サンフランシスコであった方([海外研修]四日目:サンフランシスコその2 - サンフランシスコへの道 〜the long and winding load〜)が数名いた。宇陀社長含めて。
名刺交換をさせて頂き、判明。id:shinichitomitaさんでした。わぁ、有名人。てか、Afrous作者じゃん。

昨年の丸レクセミナーでお話聞かせていただきましたという話をしたら「その日がSalesforce最終出社日だったんですよ」とのこと。ぎりぎりセーフでお話を聞けたわけだ。

なぜAfrousではExtJSを選んだのかとか、ライセンスの問題とか、勉強会の話とかを聞かせていただきました。「よかったらExtJSの勉強会とかも来てください」と。いい人だ。ぜひお邪魔させてください。

Afrousをつかったダッシュボードは面白いなと思いました。既存システムにWebAPIを追加することは比較的容易だし、スクレイピングでもできますよってな話だし。

情報系の画面って、いつも困るよね。表現の切り口が十人十色で。このダッシュボードみたいに、どこまでもカスタマイズ可能な構造にしてれば、かなり面白いと思うのだけど、どうだろうか。


さて、長々と書きましたが、総じてTour de Forceは有意義で楽しめるものでした。この会社、まだまだ面白そうな動きをしてくれそうです。しっかり研究して盗むいやいや、参考にさせていただかなければ。

Xenでハマる〜備忘録〜

内容:過去に稼動していたXenゲストが、起動(xm create)しようとするとエラーが出る。
エラー:Xen Error: destroyDevice() takes exactly 3 arguments (2 given)
発生環境:CentOS(5.2)、xen-3.0.3

  • 発生に至る経緯
    • 過去にXenを使ったテスト環境を当時最新の安定バージョンであるCentOS5.0上に作成してあった。
    • この環境はしばらく利用されていなかった。(ゲストOSは停止状態)
    • ある日テスト用の仮想環境が欲しくなったので、このゲストOSを立ち上げてみた。(この時点では問題なく起動)
    • CentOSはすでに安定版5.2が出ていたので、ホストOS、ゲストOSともに yum update を実施。(今にして思えば、テスト環境とはいえかなり無謀だった)
    • この時点でCentOS5.2、xen-3.0.3にバージョンアップ。updateが終わった時点でマシンをシャットダウンして帰宅。
    • 翌日、ホストマシンを立ち上げ、ゲストOSを立ち上げ(xm create)ようとしたら、上記のエラーが出て起動不能。途方に暮れかける。
  • 解決に向けてのアプローチ
    • エラーの内容を理解しようとするが、どう考えても「コーディングミスか?」と思ってしまうほどのエラーメッセージ。無論コーディングなどしていない。
    • yum updateが間接的な原因であろう事は状況的に理解できるが、後の祭り。戻せるわけも無い。
    • ググる。エラーメッセージそのままで。まずは日本語サイト。
    • いくつかの情報を見つけるものの、私のケースとマッチしているとは思えず。

http://www.grandarbre.net/2007/11/xen-2.html
Xenが使用するNICを変更する - Lism.in * blog - nekoya (id:studio-m)

    • ググる。エラーメッセージそのままで。あきらめて英語サイト。
    • 山ほど出てくる。同じ悩みを持った方々が、世界中にいることにちょっと安心。やはり英語の壁をクリアすれば、情報爆発の恩恵(ちょっとおかしい)に与れる。
    • よさそうな情報を発見。2パターン試してみる。

http://www.centos.org/modules/newbb/viewtopic.php?topic_id=10517

  • 結果
    • パターン1:うまくいった!さくっと立ち上がりました。
    • パターン2:これまたうまくいった!さくっと立ち上がりました。
    • とりあえず、1のパターンで行こうかなっと。スクリプト書き換えるってのも強引過ぎるし。
  • これから
    • ちなみにいくつかの情報によると、どうやらRedHatRPMに対するバグらしい。(RedHatの中の人がコメントしてた)
    • ただし、バグではあるものの、あくまでも不適切なメッセージ等ということで、根本的な問題は、環境側にあるらしい。つまり私のほうに。
    • 根本原因を特定して、内容を理解したいものです。

長くなりましたが、こんなところ。
同じ障害で悩んでいる人の力になりますように。(あくまでも暫定的対処ではありますが・・・)